プログラム
		
		
		「みんなが知らん曲ばかりじゃ・・・古賀メロディーなんかがあれば喜ばれると思 
		
		うが(土佐弁)」コンサート全般に関する夫の父の気取らない感想です。義父
		
		は音楽家ではありませんが音楽については人より詳しいほうです。きっと同じ
		
		ように思う人がたくさんいるのでは?と思います。
		
		
		私も含めて演奏する側はポピュラーすぎる曲よりはちょっとマニアックな曲のほ
		
		うがお洒落なような気がしたり、あるいは「どうせなら知らない曲を知ってもらお
		
		う」という世話焼き的な気持ちもあったり、とにかくいろいろな理由でマイナーな
		
		曲ばかりプログラムしてしまうことが多々あるような気がします。
		
		
		でも実際にお客さんは自分が知っている曲が出てくるとすごく楽しそうに聴いて
		
		下さったりするので、プログラムするときはそういう定番の曲もバランスよく入れ
		
		て・・・所々はこんなメロディーはいかがですか?と私なりのオファーもしつつ楽
		
		しんでもらえる演奏を目指しています。こういうやりかたが「芸術家は媚びちゃ
		
		駄目」的な考えにひっかかるのかどうかはわたしには判りませんが。
		
		
		古賀メロディーはともかくとして(あまり私の笛のテイストとは合わない?ように
		
		思うので)みんなが知っている曲を吹いて楽しんでもらえるのはありがたいことで
		
		す。それと同時進行で演奏する人自身も自分個人の音楽を追いかけ続ける
		
		こともやっぱり大切ですし、逆に自分自身が本当に好きになれる音楽を持っ
		
		ているからこそ、聴く人にも喜んでもらえる演奏をしたいと思うのが人情ってぇも
		
		んかもしれないと(なぜか江戸っ子口調で)最近は思います。
	
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